商品紹介動画の作り方:使う場面が伝わる撮影設計

商品の良さを語るだけでなく、使う前の状態、操作、確認できる変化をどう撮るか。クリエイターと共有できる撮影・確認項目をまとめました。

クリエイターが机の上の商品について使用前、手元の操作、使用後の状態を順に撮影する様子

商品紹介動画の作り方を考えるときは、編集アプリを選ぶ前に「使うと何が、どう変わるのか」を決めておきましょう。商品の価値を説明する動画と、実際の動きを見せるデモは役割が異なります。デモで答えたいのは「どう使うのか」という疑問です。 2

商品紹介動画の作り方:先に決めたい4つのカット

  1. 使う前の状態。 どんな場面で必要になるのかを映します。困りごとをせりふだけで説明せず、画面で分かる状態を選びます。
  2. 手元の操作。 商品をどこに置き、どう動かすのかを見せます。大切な動作を切り返しやテロップで隠さないようにします。
  3. 確認できる変化。 操作後の状態を映し、できれば最初と見比べやすい構図にします。映像で確かめられない効果まで言い切らないことが大切です。
  4. 使用条件。 大きさ、付属品、事前の準備など、使い方の判断に関わる条件があれば撮影して確認します。

たとえば架空のケーブルホルダーなら、机上のケーブルの状態 → ホルダーに収める手元 → 収めた後の状態 → 取り外す動作、という構成が考えられます。これは撮影設計の例であり、実在する広告や商品の性能を紹介するものではありません。

公開されているデモから参考にできること

Consensusが取り上げるVivintのデモには、実際の顧客がホームシステムを使う場面が登場します。クリエイターによるショート動画広告でも参考になるのは、人物が商品を褒めることより、誰がどのように使っているかを見せることです。一方、Synthesiaが紹介するClaude Coworkのデモでは、会議の記録を要約する依頼と、アプリがファイルにアクセスする様子が示されています。ソフトウェアと実物の商品では撮り方は違っても、説明した機能と操作画面を対応させる考え方は共通します。これらをUGC広告の事例と断定することはできません。 1 2

撮影依頼と公開前の確認

クリエイターには長い台本よりも、「視聴者の疑問を一つ」「必ず映す操作」「撮るべき結果」「未確認なので言えないこと」を渡します。本人が経験していない感想を、一人称の体験談として書かないようにしましょう。

編集後は音を消して見て、操作の流れが追えるか確認します。カットによって手順が飛んだり、前後が入れ替わったりしていないでしょうか。最後に、テロップの数値や効果、本人の発言を元映像と確認済みの商品情報に照らし合わせます。見せた範囲を超えて言い切らないことが、伝わる商品紹介動画の基本です。