広告素材テストのツール選びは、繰り返せる運用の確認から

素材を量産できるかだけでなく、問いの設定から結果の記録、次の制作までつなげられるかを確かめます。

広告素材の基準案と変更案、検証したい問い、結果の記録を並べて確認するチーム

広告素材テストのツールを探すなら、作れる案の数より先に、チームで同じ手順を繰り返せるかを考えたいところです。配信前に対象者の反応を確かめる調査と、配信中の広告を比較するテストでは、得られる答えが異なります。 1 まずは自社がどちらの判断をしたいのかを明確にしましょう。

広告素材テストは「何を確かめるか」から設計する

たとえば動画広告で「冒頭に使用場面を見せると反応は変わるか」を確かめるなら、冒頭の見せ方だけを変え、ほかの条件はできるだけそろえるという設計が考えられます。見出し、画像、色、CTAを同時に変えると、結果に差が出ても理由を特定しにくくなります。広告クリエイティブのA/Bテストに関する資料も、一つの仮説に対応する変更に絞ることを勧めています。 2 全体を作り替える場合は、個々の要素の検証ではなく完成案同士の比較として扱うのが適切です。

実施前に、比較基準となる既存素材、対象者、配信条件、判断に使う指標、結果を確認する時点を書き出します。既存の好調な広告を基準に新案を見る考え方も紹介されています。 3 クリックだけで判断してよいのか、遷移先での行動や有効な問い合わせまで見るべきかも決めておきましょう。表示回数が少ないときは、素材ではなく入札やターゲティングを疑う必要がある場合もあります。 2

候補ツールには同じ仕事を一件ずつ試す

実際の案件を一つ選び、どの候補でも同じ手順をたどってみます。仮説を残し、基準案と変更案を用意し、結果を見て、次の担当者が判断の理由を探せるかまで確認してください。

  • 設計: 変えた点と変えなかった条件を記録しやすいか。自由な設定が確認作業を増やさないか。
  • 制作: 必要な画像・動画の形式を用意し、チームの承認手順に沿って修正できるか。速さと修正管理のどちらを優先するか。
  • 判断: 必要な成果データを確認できるか。別の場所にあるデータと突き合わせるなら、誰が担当するか。
  • 蓄積: 「B案が勝った」だけでなく、どの対象者にどの訴求が届いたかを残せるか。結果を次の仮説につなぐ記録が重要です。 2

配信前にメッセージの伝わり方を知りたいのか、配信後の成果を比べたいのかで、必要な方法は変わります。 1 一つのツールですべてを済ませる前提ではなく、外に残る作業も含めて比較しましょう。候補を検討する際は、AdForgeの登録ページも確認できます。登録前に、自社の案件で上の手順を試せるか確かめてください。